大腸がん

 

大腸がんの発生には生活習慣、特に食生活との関わりが深く、加工肉をよく食べる習慣や、食物繊維不足、高脂肪の食事、過度な飲酒、喫煙、肥満は発症のリスクを高めるとされています。さらに遺伝との関連性も指摘されており、家族に大腸がんの罹患歴がある場合は注意が必要です。大腸がんは国内で増加傾向にあります。大腸ポリープの中には将来的に大腸がんに進行する可能性があるものと、しないものがあります。将来的に大腸がんに進展する可能性がある大腸ポリープをできる限り早めに切除しておくことが大切です。

大腸がんは早期発見・早期治療を行うことがとても重要になります。早期の大腸がんやがん化する可能性のある大腸ポリープの発見に有効なのは、大腸内視鏡検査です。大腸カメラ検査とは、肛門からスコープを挿入し、大腸の中を直接観察する検査です。大腸カメラでは、大腸全域の粘膜をすべて確認することができ、病変の組織採取が可能で病理検査で確定診断ができます。検査中に大腸ポリープを切除することもできるので、将来の大腸がん予防になります。昨今では、比較的若年層でも大腸がんを発症するケースがあります。当院では患者様ができる限り苦痛を感じることがないよう、工夫しております。大腸カメラ検査を受けたいけど苦手意識がある方、怖くて勇気が出ないという方も、ぜひ一度ご相談ください。